岡野 |
「今回は客演のお二人に、いろいろインタビューしたいと思いますので、気楽にお話ください。きっと前回よりはまとまると思うので。よろしくお願いします。」
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重永 & 毛受 |
「よろしくお願いします。」
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岡野 |
「まず、お二人の役者歴をお聞かせください」
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重永 |
「5年前くらいに野沢那智さんの養成所に入って、だいたい1年後くらいに初めて舞台に立ちました。そこではとてもいい経験をしました。学生からではないというのが特徴かな」
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岡野 |
「…まじめなインタビューだ。毛受さんは?」
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毛受 |
「とりあえず5年くらい前。サラリーマンを辞めてこっちに」
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岡野 |
「へぇ〜〜」
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重永 |
「始めからプロになりたくてっていうのが、普通じゃないのかもね」
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毛受 |
「そうですね」
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重永 |
「この世界に入るまでは、演劇とか見ることなかったね」
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毛受 |
「そうですね。『オペラ座の怪人』とか見ましたが、俺はオペラは合わないな…と。でも、声の仕事はしたいと思ってたんです」
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重永 |
「まっさらで入ってきたのに、出演できるなんて幸せなことだと」
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毛受 |
「確かに。まっさらな分、全てを吸収できましたからね。でも、なんで今でも続けてるか分からない(笑)1年半ブランクありますからね。養成所を卒業してからは2年半…」
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重永 |
「いいのかよ〜真面目な答えで!」
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山下 |
「真面目なフリをしてるんですか?」
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毛受 |
「ま、まぁね。ハハハ」
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毛受 |
「舞台での役柄って、公演が終わっても残っちゃうんですよね〜」
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重永 |
「けーぞーも残るのかなぁ。恋愛感情とか」
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毛受 |
「僕も恋人役がいる役のとき、本当にその人が好きになっちゃいますからね」
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重永 |
「いいなぁ。オレもやってみたいなぁ」
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毛受 |
「役よりその女優さんを好きになったほうが、役作りが早いんですよ(笑)」
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山下 |
「ふ〜ん」
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毛受 |
「で、その感情が大きくなって、公演が終わったらその関係も終わって、よくメンバーに慰められてた」
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山下 |
「そういうもんですか…重永さんはそういう恋人のいる役ってあるんですか?」
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重永 |
「1回もない!」
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山下 |
「私も、女性に好かれるか、憧れられるかだからなぁ」
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重永 |
「3人の女性とキスをするっていう舞台があったんだけど、その役に外れて舞台監督してた」
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岡野 |
「悲しいですね…」
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毛受 |
「ラブシーンのある舞台って、毎回接するから感情をもっていくのが大変です」
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岡野 |
「聞いてるといい話ですよね(笑)」
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山下 |
「動機が不純ですっ!!」
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毛受 |
「その恋人役がいる芝居のときに、その女性の気持ちが分からないから、その女の子に彼氏がいるのに、お願いして一日デートしてもらった。」
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重永 |
「情は入るね」
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山下 |
「情は入るけど、好きにはならないかな」
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毛受 |
「よく女性を見るようになりますよ」
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毛受 |
「重永さんって、周りと合わせるのがうまいですよね」
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重永 |
「最初はうまいって言われるんだけど、伸びがないっていうのも言われるんだよね。発展しないらしい」
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山下 |
「初見が強い」
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重永 |
「国語の教師なんです」
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一同 |
「えっっっ!?」
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重永 |
「教員免許持ってるんですよ。だから文章を読む力はあると思う」
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毛受 |
「ソンハを見ていて、マリクとのやりとりがうまいなぁと」
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重永 |
「けーぞーとは付き合い長いから」
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毛受 |
「どれくらいなんですか?」
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重永 |
「養成所が同じ」
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山下 |
「そのころからつるんでたんですか?」
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重永 |
「そうですね。舞台デビューするまでお互い厳しい練習をしてたんで」
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毛受 |
「一流のダメ出しって、厳しいですよね」
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重永 |
「その時連帯感ができて、けーぞーとも仲良くなった」
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毛受 |
「海賊チームの呼吸は合ってますよね。重永さんはのらりくらりと合わせてくれる」
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重永 |
「呼吸が合うから芝居しやすいよ。でもクセが強いすぎるからなぁ」
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毛受 |
「キャラが分かりやすい。キャラクターをふまえた脚本ですよね」
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重永 |
「養成所じゃ平均的な芝居をするからね」
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毛受 |
「上からたたかれないように(笑)」
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重永 |
「こういうのが、いい刺激になる」
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山下 |
「あなたがたも、十分濃いですよ!」
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岡野 |
「重永さんは今回海賊の『ソンハ』という役を演じますが、『ソンハ』とはどんな人ですか?」
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重永 |
「『マリク』との関係を考えていくと、いわゆる仲間で親子のようなものなのかなぁと。微妙な距離感が難しいですね。でも、面白いです」
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岡野 |
「毛受さんは今回2役を演じますが、初めて2役というのを聞いたときはどう思いましたか?」
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毛受 |
「できるのか?オレに…って(笑)でも、今では役に煮詰まったときの逃げ道にはいいかなと」
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重永 |
「あの師匠に逃げ道があるのか?(笑)」
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毛受 |
「無意識にやってますからね」
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三好 |
「これでもか!? っていうくらいがいい」
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毛受 |
「うぉぉぉぉ〜」
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山下 |
「あ〜あ、宿題だ…」
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岡野 |
「『師匠』はどんな感じですか?」
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毛受 |
「勢いのみ!」
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岡野 |
「じゃ、『リー』はどうですか?」
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毛受 |
「奥が読めない人」
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山下 |
「得体の知れない人ですよね」
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重永 |
「ミステリアスだよね」
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毛受 |
「彼は表に出ない、いろんな感情を持っている。もしかしたら、誰かに恋愛感情があるかもしれないし。…もう、いっぱいいっぱいです」
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岡野 |
「よく考えてますね〜」
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古山 |
「まったく…でも、こういう人が多いよ」
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山下 |
「古山さん、考えてないですもんね」
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毛受 |
「周りのキャラを見て描くようにしている。だから、役者のプライベートとかも良く観るようにしてます」
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内沢 |
「人としていけないことを見られないように」
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重永 |
「何があったんだ!?」
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古山 |
「うるせぇ!(内沢を叩く)」
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毛受 |
「自分の中だけというよりも、周りと接してできることが重要だと思う」
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一同 |
「すばらしい!!」
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毛受 |
「言葉だけですけど(爆)」
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岡野 |
「じゃ、最後に今回の公演に向けて一言ずつお願いします」
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毛受 |
「楽しい感じで。また、オグオブに呼んでもらえるような演技をしたいと思います(笑)」
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重永 |
「オグオブとしての重永弘毅を観ていただいて、また、オグオブじゃない重永弘毅を観ていただきたい。その2つの反しているところを楽しんでいただけたらなと」
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岡野 |
「プロっぽい言葉だ!!」
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